なぜなぜ分析に関する著書
なぜなぜ分析に関する著書一覧
「秒」で伝える「観察力」×「表現力」を鍛える100のレッスン
2023年 日経BP,日本経済新聞出版刊
あなたの伝えたいこと、速く的確に伝わっているだろうか?
例えば、車が動かなくなったとき、「おおまかに」は「車が動かなくなった」で十分だ。しかし、なぜ動かなくなったのか、どうしたらいいのかを相手に聞いたりするには、「どんなふうに動かなくなったのか」など状況をきちんと伝えないと、自分も相手も「しっかり」考えることができない。
本書は、簡単な1枚の絵を見て、そこに描かれた状況をどのように伝えるかをテーマに100の実践的なレッスンを提示。その絵のどこを見て、簡潔にどう表現するか。短い表現でも的確にポイントを伝えられるようになれば、報告書など様々な場面でも、きちんとした文章が書けるようになる。すべての人におすすめの一冊である。
現場で使える問題解決・業務改善の基本
2016年 日本実業出版社刊
“なぜなぜ分析”の第一人者が教える、問題解決・業務改善の進め方
日頃起きるミスやトラブル、納期遅れなどを放置しておくと、いつかまた同じような問題が発生する。
問題が起きない、または起きにくくするためには、1つひとつの問題をつぶし、業務のやり方を変えていかなければならない。
本書では、問題の発生する仕組みを解明するための方法である“なぜなぜ分析”の第一人者である著者が、チームや部署における問題解決・業務改善の進め方をまとめた。
ケースを挙げながら、誰でも確実にできる改善のコツを解説!
「改善のシナリオを決めてからデータを集める」「あいまいな言葉や表現は使わない」「業務の流れを“いきさつフロー図”でつかむ」など、知っていれば誰でも確実にできる改善のコツを、営業部・人事部・技術部などの日常的なケースを挙げながらわかりやすく解説。 リーダー・マネージャークラス必読の書!
なぜなぜ分析との合わせ技で、問題解決力がさらにアップ!
本書は、なぜなぜ分析の書籍では詳しく記述することができなかった事項を、問題解決および業務改善の勘所としてまとめたもの。
特に、なぜなぜ分析セミナーにて筆者が必ず説明する「配置図」「体制図」「いきさつフロー図」の書き方や、計画と実際とのズレを現した図を用いてどのように把握するのかを実践的に詳しくまとめたもの。
「なぜなぜ分析」の書籍と合わせて、「なぜなぜ分析」に取り組む際に、あるいは業務改善に取り組む際に、ぜひご活用を。
現場力がみるみる上がる 実践なぜなぜ分析 文庫本
2015年 日経ビジネス人文庫 日本経済新聞出版社刊
2012年に日経BPより発刊された「なぜなぜ分析 管理編」をベースに、文庫本にまとめたもの。
「繰り返される凡ミスを撲滅し、現場を強くしたい」「今の仕事の仕方をガラッと変えたい」--誰にでもできる、現場の問題解決・改善力を引き出す究極の手法「なぜなぜ分析」の実践手法を具体的に解説した決定版。
クイズで学ぶ なぜなぜ分析超入門
2014年 日経BP刊
従来「なぜなぜ分析」は、自動車工場などの生産現場で、総合的品質管理やQC活動の一環として広く実施されてきた。
近年は、営業や事務などの職場でヒューマンエラーを減らすことに役立てる企業も増えている。
しかし、「なぜ」を繰り返しながら正しく原因を導き出せるようになるには、適切な訓練が必要だ。
本書は、クイズ形式でラクラク学べる、なぜなぜ分析の入門書である。
前半のワンポイントレッスンと、後半の架空企業での実践ストーリーで構成。
業務品質を高めたい人、うっかりミスを無くしたい人、論理的思考が苦手な人におすすめ。
問題解決力がみるみる身につく 実践なぜなぜ分析 文庫本
2013年 日経ビジネス人文庫、日本経済新聞出版社刊
2010年に日経BPより発刊された「なぜなぜ分析 実践編」をベースに、文庫本にまとめたもの。
問題解決手法などの書籍を読む層を中心に、論理的思考が苦手な人、自分を高めたいと考えるビジネス人全般におすすめ。
なぜなぜ分析 管理編
2012年 日経BP刊
日経情報ストラテジーで連載していたコラム「なぜなぜ分析のここが落とし穴 実践編」をまとめた書籍の第2弾。2010年12月発行の書籍「なぜなぜ分析 実践編」の続編。
職場の問題解決手法として注目されるなぜなぜ分析を、日経情報ストラテジー主催のセミナー「なぜなぜ分析 演習付きセミナー」の講師としても人気の小倉仁志氏が解説したもの。第1弾である実践編の続編でありながら、今回はより管理者に向けたなぜなぜ分析の現場への落とし込み方や部下へのなぜなぜ分析の指導にページを割いているのが特徴。
なぜなぜ分析を管理者がいかに現場に定着させるかに論点を置いている。巻末には日経情報ストラテジーの過去の特集記事から、なぜなぜ分析を実践している東レやソニーなどの事例紹介を抜粋して掲載。
なぜなぜ分析 実践編
2010年 日経BP刊
なぜなぜ分析は従来、プラントや自動車工場など生産現場で、TQM(総合的品質管理)やQC活動の一環として広く実施されてきた。近年は、営業や事務などの職場でヒューマンエラーを減らしたり、お客様相談室で苦情を分析したりすることに役立てる企業も増えている。しかし、「なぜ」を繰り返しながら正しく原因を導き出せるようになるには、適切な指導と訓練が必要だ。
本書は「なぜなぜ分析」の勘所を、初めて実践する人向けにわかりやすく解説。工場の現場技術者はもちろん、営業やサービス業などに従事している方々にもおすすめ。
ー 以下は、日経BP社の書評 -
「なぜ?」を繰り返してトラブルの原因を掘り下げる「なぜなぜ分析」はヒューマンエラー撲滅に威力を発揮します。営業・事務などのホワイトカラーが役立てられるよう、分析のノウハウをわかりやすく解説しました。もちろん若手技術者の改善活動の入門書としても最適です。
筆者の解説の特徴は、「言葉遣いに慎重を期し、抜け・漏れや、論理的飛躍を見抜く」ことへの強いこだわりにあります。本書は言葉遣いのレベルから丁寧に問題の掘り下げ方を解説していきます。
従来の論理的思考法の解説書には、「なぜを○回繰り返す」などフォーマットを中心とした説明だったり、なぜを繰り返すことだけを強調したものが見受けられます。特に欧米系のノウハウを輸入して書かれた論理的思考法の解説書は、日本語特有のあいまいさにあまり注意を払っていません。
これに対して本書は、18年以上にわたる日本での実地指導経験を踏まえて書かれた、まさに日本人向けの論理的思考の啓蒙書です。「トラブル報告書の文章がわかりにくい」「原因と対策の関係をもっと明確に説明してほしい」などと言われたことがある人のプレゼンテーション力向上にも役立つでしょう。分析のたびに同じような結論になってしまったり、ミスを犯した個人を責めるだけで終わったりしないよう、本書で正しい分析の進め方を身につけましょう。
同時掲載記事(2014年2月5日 日経BPウェブサイト「ITPRO」にて)
なぜなぜ分析10則 真の論理力を鍛える
2009年 日科技連出版社刊
日科技連主催の2日間セミナーで使用している書籍で、原因追究のステップに沿って、なぜなぜ分析のコツを解説している。
なぜなぜ分析の基本を理解したい人におすすめ。
なぜなぜ分析徹底攻略ドリル
2002年 JIPMソリューション刊
分かりやすい事例で、分かりやすく解説。
なぜなぜ分析の基本中の基本を押さえるのにおすすめ。
なぜなぜ分析実践指南 廃刊
2000年 JIPMソリューション刊
「なぜなぜ分析」は、発生現象をスタートに、その真の原因を「なぜ」「なぜ」…と繰り返して追求していく手法だ。
本書は、現場でよく起きる問題をこの「なぜなぜ分析」で解決していく場合に、どのようにその問題をとらえたらよいか、そのとらえた問題に対しどのように「なぜ?」を洗い出していけばよいか(「なぜなぜフローモデル」)、また具体的にどのように展開していくか(「なぜなぜケーススタディー」)をまとめたもの。
●本書で扱うトラブル
ボルトがまったく入らない/ベルトが外れた/軸受が破損した
ピストンの動きが遅くなった/○○が漏れた/○○に異物が入る/コンベヤが停止した/モーターの振動が大きくなった/チャックできない/○○が供給されない切断寸法がバラつく/搬送中に製品が落下した/○○に塗装ムラが発生した など
なぜなぜ分析徹底活用術 廃刊
1997年 JIPMソリューション刊
ものごとの原因を突き止める簡単な思考法が「なぜなぜ分析」だ。
なぜ? を繰り返していくと、いままで気が付かなかったさまざまな現象とその原因が見えてくる。
2020年度の言葉
失敗の原因追究に管理職も入って、自ら改善策を出す |
皆さんは、失敗を当事者だけに関わる問題で済ましてはいないだろうか。
失敗に至ったいきさつをはっきりさせて、なぜ失敗が発生したのか掘り下げていくと、ほとんどの失敗は当事者の関わる問題だけでなく、業務全体あるいは管理職の関わる問題もあることに気づく。
失敗というのは、会社や職場の脆弱な部分が、たまたま形になって表れてきたに過ぎない。
優れた管理職ほど、部下の失敗を見て、自らが関わる問題にも気づき、すみやかに改めていく。
管理職が自ら関わる問題に気づかず、失敗した当事者や関係者を攻めるのは論外である。
次回失敗しないためにはどうしたらよいか、管理職と当事者が一体になって、全員分の改善策を出すつもりで原因追究を進めることが大切だ。
コロナ禍により新たな取り組みが始まった職場や企業も少なくない。新たな取り組みの中での失敗であればなおさら、失敗の当事者と管理職が一緒に考えていく。
いち早く業務全体を変えていけるかどうかが、企業の生き残りの成否のカギを握ることはいうまでもない。
2020年8月12日 小倉 仁志